コーチ で、父親 ということ。 3、5幕
1年からバスケのチームに入っていると、
卒業生が出る度に、
経験値ゼロ
人が少なかったため仕方なくやっていた
と理由がうすれていく。
人が多くなり、
高学年、4年から6年まででAチーム、
低学年、1年から3年まででBチーム、
と組めるくらいの人数になり、
練習もそれなりにチームとして成り立っていたように思う。
私は上の子供を父親に任せ、下の子を連れて早く家に帰った。
平日も、休みも、コーチ(父親)がいるものだから、どうせ帰るとこ同じだから、と、帰りは任せっきりになってしまった。
思えば、これが悪かった。
ただいま、の、2人の声が、だんだん小さくなって、
難しい顔になっていったのだ。
聞くと、帰り道の車の中で、
『お前のやれる事は』『反省点は、、』
反省会といえば、聞こえはいいが、
要は、ダメだし である。
夜、晩酌の間中、ミニバスケチームの話。
ヒートアップすると、夜1時頃息子をたたき起こし、
あーだこーだ話す。目を覚まして、自分が言ったことを子供が復唱させるまで。
寝てるから! やめて!
私の声は聞こえない。
気に入らないと殴る蹴る。
なんなんだ!この人!!怖い!
見ているしか出来なかった。大きな声が私も怖かった。
せめて、殴られないように、
子供は、言われた言葉を2回復唱する事を覚えた。
すると、納得するのか、子供部屋からでていく。
家の中ではそんな事がしばらく続いた。
チームの中で良いプレイが出来た時は、すごく褒めてくれた。この時ばかりは、子供も、笑顔だった。
ちなみに補足しておく。
ミニバスのコーチという立場に置いての彼は、メンバーに凄く優しく、何回も基本を繰り返し繰り返し、出来るようになるまで付き添ってあげていた。
子供達との交流も、保護者とも、良い関係を作っていた。
私にはとても出来ない事なので、凄いな、
と素直に思ったものだ。
家の中の事を除けば。
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