haru-MIUのブログ

毎日の些細な呟きです。

保護者会飲み会 4幕の4

弟の方が少年団に残り、3年目。

弟、3年生。


チームの活動の仕方に疑問に思っていたし、子供も在籍していたから、保護者会飲み会に参加した。

もちろん、まだ、コーチとして参加している父親も一緒に、である。

私は話す事が苦手だったため、あまりチームの親とは話をしなかったから、チームの子供の誰の親なのか、結びつかなかった。

もう1つ言い訳をすると、

コーチと相手の親が話しているので、私は居ないような存在だった。大変な時だけ呼ばれた。

用事が終わると、空気みたいになってたんじゃないかな、とも思う。


保護者の方達から、持ち上げられ楽しそうに飲んでいる監督がいた。

会長の奥さんも、若くて綺麗な人で、笑いながらのんでいた。


こんな場所で意見なんか言えるかー❗❗❗❗


美味しいものを食べつつ、様子を見ていた。


コーチが田舎出身と弄られていた。

散々弄られたコーチは少し暴れながら、酔って寝てしまった。

これ、持ち帰らないといけないんだよね、、、と

横目で眺めながら、ちびちび飲んでいた。


1人、また1人と帰り道に着く人達が増え、会長夫妻とコーチと私と機嫌よく酔った監督が残った。

ここで、私が一言添えておこう、来た証に!

と、監督にビールを注ぎながら、こう言った。

『うちの子もよろしくお願いしますね』と。

そしたら、一言だけ帰ってきた。


『やだ!!!』


いやあ、頭真っ白になりましたよ。

本当。

こういう人、いるんですね。


直ぐに、お開きになって、私は酔って潰れたコーチを連れて帰ったのだった。


意味のない飲み会だった。

ちなみに、小学校のクラスで飲み会にも出た事があったが、先生しか分からなかった。何を話したら良いのかわからず、なんとなく食べて飲んで、お開きになったあと、酔って座っていた方がいるにかかわわらず、周りの人に話しかけた私も私で悪いのだが、


『どーぞ!どーぞ、ネオンの中に消えて下さい』


と言われた事がある。

もっと言い方ってあるだろ?

忘れられない一言だ。

私にとって、意味のない飲み会だった。


それから、保護者会でのそういう席に出るのは辞めた。

監督 と コーチ 4幕の3

ここらへんで一度 監督とはどんな立場なのか、

考えてみる。


コーチは、監督のサポート的立場をする。

小さい子の基礎練に付き添って繰り返し教えたり、

監督が居ない時にチームをまとめたり、する人。


監督は、総括する立場だ。

試合のメンバーを決めたり、作戦や、Aチームを勝てるチームに導く人。そして、全体の事を見ながら指導者としての立場もある人。


スポーツ少年団の練習の時間は

平日2時間くらい、

土日も練習が入り、試合がある時などは、夕方遅くまである事だってある。


つまり、休みがなくなるのだ。

自分達の仕事を終え、子供達のために、夕方から2時間ほど練習に付き合う事になる。土日も。

これに毎回付き合えば、確実に子供達の信頼が得られる。


監督とコーチをするには、

子供好き で、

時間を守ってくれて、

バスケ好き で、

自分の時間を割いてくれる人で、

公平な目線を持っていてくれる人。

が、理想だ。


ここに、スポーツ少年団の理念 をかいておく。

私も、今、知りました。

スポーツ少年団の理念

  • 一人でも多くの青少年にスポーツの歓びを提供する
  • スポーツを通して青少年のこころとからだを育てる
  • スポーツで人々をつなぎ、地域づくりに貢献する

もっと早く調べれば良かった。


なかなか、してくれる人が居ない中でのボランティアで参加してくれた、うちの監督。

保護者会から少しだがお礼もしている。


が、しかし。


私がチームの事を面倒見ていた時に見つけたもの。


ボコボコになった500mlのペットボトル。

角が外れて縁が取れている作戦ボード。

この2つは、恐らく理想通り動かない子を叩いた時にそうなったと思われる。

違う❗と叫びながら座っていた椅子を手で掴んで床に叩きつける。

そうじゃない❗❗と叫びながらボールを体育館の床に叩きつけ、大きな音を立てる。

みんなを集めて、できない子だけを名指しで怒る。

試合に負けると、反省会は自分達でやれ、と言い、怒って帰る。

試合の時、苦手な監督がいると、来ない。

でも。

出来る子や、理想通り動ける子はめっちゃほめる。

近づいて、熱心に指導する人だった。


こんな事だから、

子供達が我先に監督に認めてもらおうと、褒めてもらおうと頑張る形になっていった。


親達も、これに踏ん張ったら勝てるチームになるだろう、と思っていた。


今、振り返ると、これは、、、

我慢、辛抱、人は叩かれて成長するもの。

感情のままに、恐怖で弱い人を支配する形になっている。


疑問に思って保護者会会長に呟いたら、

『監督に言いたい事があるなら、飲み会を開くから、言って?』

と言われた。


そして、保護者会飲み会が開かれることになる。

バスケットボール少年団 体験談 4幕の2

お兄ちゃんが6年生になって。

少年団では最後の試合になる年になった。


その頃、とってもバスケが上手い子が入った。

うちの子より一つ下の子だった。

頭も良く、兄が高校全国大会経験しているという事だった。

監督は直ぐに気に入ったらしく、

6年生4人に、その子を入れた5人がメインで使われていた。

うちの子は、ベンチで座ってる。


私としては、上手い子が使われるのは、仕方ないけど、

それでも、メインに近い形で試合に出して欲しかった!


監督はボランティアで協力してくれているから、

親達は甘かったように思う。意見が言えずにいた。


本当に最後の試合になって。

私達のチームが敗退したとき。

その子が泣いて言ってくれた言葉。


『ごめんなさい!先輩を県大会に連れて行ってあげられなくてごめんなさい!』


泣きじゃくりながら。


ベンチで座っていたうちの子に向かって。

そして、私に向かって。


仕方ないよ。頑張ったよ。相手が強かったんだよ。


と慰めの言葉になるかならないか分からない言葉をかけた。


そんな感動的な事を背に、

2年生になったうちの弟は

同じチームメイトと遊んでいた。


そして、監督を連れてきた人を知っている親が次々と小学校を卒業し、うちの親子ともう1組だけになった。