バスケットボール少年団 体験談 4幕の2
お兄ちゃんが6年生になって。
少年団では最後の試合になる年になった。
その頃、とってもバスケが上手い子が入った。
うちの子より一つ下の子だった。
頭も良く、兄が高校全国大会経験しているという事だった。
監督は直ぐに気に入ったらしく、
6年生4人に、その子を入れた5人がメインで使われていた。
うちの子は、ベンチで座ってる。
私としては、上手い子が使われるのは、仕方ないけど、
それでも、メインに近い形で試合に出して欲しかった!
監督はボランティアで協力してくれているから、
親達は甘かったように思う。意見が言えずにいた。
本当に最後の試合になって。
私達のチームが敗退したとき。
その子が泣いて言ってくれた言葉。
『ごめんなさい!先輩を県大会に連れて行ってあげられなくてごめんなさい!』
泣きじゃくりながら。
ベンチで座っていたうちの子に向かって。
そして、私に向かって。
仕方ないよ。頑張ったよ。相手が強かったんだよ。
と慰めの言葉になるかならないか分からない言葉をかけた。
そんな感動的な事を背に、
2年生になったうちの弟は
同じチームメイトと遊んでいた。
そして、監督を連れてきた人を知っている親が次々と小学校を卒業し、うちの親子ともう1組だけになった。
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